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上部内視鏡(胃カメラ)は内視鏡スコープを口(経口)又は鼻(経鼻)に挿入して、食道・胃・十二指腸を観察、病気の診断をします。病変の病理組織検査で診断をさらに確実にします
日本人は胃がんの罹患率が高く、早期発見が望まれます。
早期胃がんの発見に、胃カメラが最も有効であることが認められています。
またピロリ菌や慢性萎縮性胃炎は胃がんと深い関連があることが知られています。
特に糖尿病、高血糖、塩分摂取量が多い方、喫煙者、家族に胃がんのいる方は、ピロリ菌陽性の慢性胃炎があると胃がんの発生率が10倍になると言われています。
糖尿病のある方や胃がんの家族歴のある方、喫煙する方、塩分摂取の多い方は症状がなくても定期的に検査を受けましよう。
また検診で胃に異常を指摘されたり、胃痛、むねやけ、胃もたれ、はき気、胃部不快感の続く方、体重が減少している方、胃がんが心配な方も胃内視鏡検査(胃カメラ)が必要です。
胃がんは症状に乏しいことが特徴です。
比較的若年者(20代)でも見られます。
早期胃がんは治癒可能です。
上部内視鏡検査は経鼻胃内視鏡と経口胃内視鏡(胃カメラ)があります。
どちらも胃を直接観察する方法です。
鼻からスコープ挿入して観察する検査を経鼻内視鏡と言います。
口からスコープを挿入して観察する方法を胃内視鏡(胃カメラ)と呼んでいます。
経鼻内視鏡はスコープが細く、不快感、吐気、苦しさの少ない検査で、ご自分でも胃内を観察でき検査中に医師と会話ができます。
しかしまれに鼻血や鼻痛があることがあり、内視鏡スコープを鼻から挿入できない方もいます。このような時、経口胃内視鏡検査に切り替えることがあります。
経鼻胃内視鏡は検診や胃潰瘍 慢性胃炎の経過観察に適しています。
経口内視鏡(胃カメラ)は精密検査に適しています。精密な画像は診断を向上させ治療法に影響します。
当院は安全に苦痛なく、精密な画像を得るために鎮静剤による検査をお勧めしています。
当院は経鼻内視鏡と胃カメラと鎮静剤を使用した胃カメラとの3つの方法で上部内視鏡検査を行っています。
患者様のご希望や医学的見地から検査方法を決めています。
◎当院で内視鏡検査をご希望なさる方は、先ずお電話ください。ご不安な点があればお申し出ください
1)胃カメラの電話予約03-5204-0841
予約日時、名前、連絡先を確認します
2)現在治療中の病気や内服薬があればおしらせください。特に血液をさらさらにする薬(抗凝固剤)は、病理組織検査後に出血を起こす事があります。
3)前日夜9時までに食事を済せてください。夜9時以降の水分摂取はかまいませんが固形物はご遠慮ください。
4)当日は朝食は食べずに、予約10分前には健康保険証をもってご来院ください。
5)現在治療中の病気・内服薬(抗凝固剤)および既往を再確認します。
(高血圧、糖尿病、緑内障、心疾患、心不全、狭心症、不整脈、脳梗塞、心筋梗塞、喘息、アレルギー 頻尿 尿がでにくい等 )
6)感染症の血液検査をおこないます。(B型肝炎、C型肝炎、梅毒)
最近1年以内に検査をしている方は検査結果をお持ちください。
7)胃カメラの方法を決めて胃内視鏡検査をします。
8)鎮静剤を使用された方は検査後1-2時間の安静をとっていただいています。検査当日は車・自転車の運転を控えてください。
9)内視鏡検査の目的と有効性と偶発症の確認後、同意書を頂いています。
10)検査結果は当日概要ご説明します。
病理検査を行った方や診断に検討が必要な方は10-14日後に再度結果説明を行います。
◎内服薬で抗凝固剤内服中の方は、事前の外来受診や検査前に内服中止が1週間必要な場合があります。
保険診療では年齢などにより、1割負担の方と3割負担の方がいらっしゃいます。(保険証でご確認下さい)
鎮静剤の使用、ピロリ菌検査施行、病理組織検査施行により負担額は異なります。ご不明なこと等ございましたら、お気軽にお尋ねください。
上部内視鏡検査はがんの発見や胃痛の精査目的で検査をします。
しかし偶発症がないわけではありません。検査後胃痛、腹部膨満感、出血、下血、消化管穿孔(消化管に穴が開くこと)があります。
偶発症の発生時は適切な対応がとれるよう努力をしています。
安心で安全で診断能力の高い内視鏡検査を目標にしています。